
10度にもならない風のある寒い日でしたが、札幌市の小学校で運動会が開催されました。
娘達が通学していた頃から20年も経ち、本当に久し振りの訪問でした。
北光小学校では開会式から見学、赤組の応援団長は女子で、学ランを着て巻紙を読み上げる様はとてもかっこ良かったです。
準備体操はライオンキングの曲で、様変わりを見ました。
次に美香保小学校、明園小学校、最後は事務所地元の元町小学校を訪問しました。
1年・2年生はまだまだ小さく初々しいし3・4年生は余裕もあり、5・6年生はすっかり逞しい様子でした。
美香保小学校の「なんのこれしきふろしきマン」は親子・地域の人が参加で楽しそう、
5・6年の「スタンツ2008」は最大8名の協力の集合で完成するもの、すばらしかったです。
明園小学校では、5年生の個人競技「箱だてのひと」は可笑しく、元町小学校の「yosakoi sohran beat伝統と挑戦」は見事な錬舞でした。これだけ踊れると、よさこいの本番にすんなり入れるのは当然と思いました。
札幌の将来を担う子どもたちが、健康で、安心して育つよう大人たちは尽力しなければ、ならないと強く感じました。

バンクーバーにいる長女に初孫が生まれ我夫婦はいよいよ祖父母となりました。
5月25日予定日でしたが一週間遅れ、当人達もいささかお疲れの様でした。
3,810g、54cmのビッグな女の子で、娘の夫が何せ196cmの長身なのでさもありなんでした。
パッと見はアジア系だけど、眼はブルー、髪は亜麻茶、娘に似てウエーブありとのこと早く写真が見たいものです。
ファーストネームのアライザはヘブライ語で幸運という意味、ミドルネームの紫苑(しおん)は札幌で考えた名前で、バンクーバーでもこの時期からライラックや紫苑の花が咲きます。
今、札幌市では「子ども権利条例」の陳情審査が行われています。
制定に反対の方たちは「子どもや大人が権利の乱用をするのでは」という主張でした。
「子ども権利条例」は札幌に関わるすべての子どもたちが幸せに暮らすための条例です。児童虐待やいじめ、自殺、子どもを対象にした性犯罪が横行している今だから必要です。
未来を担う子どもたちが自主・自立のもと安心して暮らすことができるよう、早期の制定を祈ります。
アライザが自分らしく健康に育つよう願います。
武蔵女子短期大学教授の大学後輩から以前、一度話して下さいとの事で、軽く考えていたら、何と教養科目としての授業でした。
今年度の共通教養科目は「女性と社会」狙いは、現代女性を取り巻く状況を様々な視点からとらえ、職場や家庭で自立した自分の生き方を探る手がかりとするもので、外部講師によるオムニバス授業でした。
90分の駒の中でと言われ「女性と政治参加」をパワーポイントを使い話しました。
私のプライベートなことだけではとても時間が埋まらず、国政・地方議会での女性議員の実態を調べました。
札幌市議会は昨年16名の女性議員が参加し全国平均17.9%を大幅に上回る24%とはなりましたが、国会は衆議院9%、参議院17%、北海道議会は8.5%。世界では北欧を中心に女性政治家は増大し、クォーター制を採用
しているトップのスウェーデンは47%を始めとして40%を超えています。
日本は480人中45人、131位と意思決定過程への参画は大きく遅れています。
今、人口の半分以上が女性、北海道も札幌市も女性のほうが多く、有権者数も投票率も女性が高い。
女性の声を国政、道政、市政に反映させることは、男性も高齢者も子どもも、より生きやすい社会になる事を話ました。
学生から、充分に女性が生きやすくなっているように見えるが、まだ足りないのかとの質問がありました。
確かに、そのように見える部分もあるけれど、仕事を続けながら子育てをすることに困難がないかを考えると、まだまだ父親の育児休暇をどれだけの企業が可能にしているかを考えると、まだまだ少数に過ぎないことなどを話しました。
街頭宣伝で話すことには慣れましたが、250名の学生を前にした授業となると、いっぱいいっぱいになってしまい、話し聞いてもらおうと思ったことが全部話すことができず、改めて先生はすごいなーと思いました。(私もかつて教員免許を取っていたのに、役に立たずです。)
でも、娘より若い学生に話すという、本当に良い機会を与えていただき感謝です。

厚生委員会は今年度多くの問題を抱えています。今回は障がい者福祉、救急医療体制を中心に、横浜・神戸・新潟を視察しました。
横浜では障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を見学し、障害者の社会参加と福祉増進、障害者や介護人その他の市民相互の交流が図られている様子を目の当たりにしてきました。
バブル期の建設ならではの素晴しい建物で、スポーツ・文化・聴覚障害者情報提供施設でもあり、隣の労災病院と連携した“リハビリテーション・スポーツ”事業や、障害児の生活領域と遊びの楽しみを広げる“おもちゃ図書館”事業が特徴的でした。
神戸市の救急医療体制では、かかりつけの医師を持つ事が最優先に啓発され、04年から始まった“電話案内”により119番の負担が大幅に軽減されているとの事で、札幌市も参考すべきと思います。
新潟市では、障害者就労支援、交通費助成について意見交換を行いました。
施設通所のための定期券は、交通費助成とは別枠で助成しているとの事、自治体により異なった考えではあるが、札幌市においても再考が必要だと思いました。
視察で各自治体の事業を見聞きすることで、先進市を参考にすることも出来るし、札幌市の事業の良さも改めて確認が出来ます。有意義な視察は必要だと思います。

民主党本部で「女性議員ネットワーク会議」が開催され初めて参加しました。
全国から285名北海道からは9名が参加、母の日100周年でもあり、大変勢いのある会議になった。
鳩山由紀夫幹事長からは「21世紀は女性性の時代である。女性の視点を大事にする政党でなくてはならないし、女性の視点を入れることで、より透明性のある政策が進められる。教育・福祉・環境・社会福祉な
ど男性社会ではないがしろにしてきた。
男性中心のひずみの中で、象徴的に出てきたのが、道路と後期高齢者である。
1・道路ばかりが優先されてきた弊害?W地域主権の国を作る”
2・後期高齢者医療制度は廃止へ進めていくとの話だった。
小宮山洋子男女共同参画推進本部長代理からは、2004年衆議院選挙で女性比率が低く、次期衆議院選挙にはテコ入れをする。
アクションとしては、役職者に女性が見えないので、女性NC大臣登用を図る。裾野を広げなくては、高まらないので、ポジティブアクションも必要との話だった。是非、地域から多くの女性議員が誕生できるよう頑張らなくてはと思った。
(研修会内容は次に続く)