
「みんなが安心していきいきと暮らすためには〜白石区姉妹死亡事件から〜」
一昨夜は東区自立支援ネットワークの意見交換会に参加し、沢山の気づきをもらいました。
日頃お世話になっている連合町内会会長お二人と民生委員をしている知人にも参加していただき、白石区の孤独死が二度と起きないために何が必要かを当事者、事業者、支援者、行政共々話し合いました。
障がい当事者からは、東区に住んでいても起きないか不安を感じる。知的障がい者で療育手帳ももらえず、区役所は手続きに来てくださいと言われても、どうすればいいのか分からず、困った経験がある。言葉が出ない人は中々訴えることができない。誰かに繋がっていれば命は守れるのでは。民生委員は知らない人だから、拒んでしまうかもしれないが、でも聞いてほしい。制度のはざまでかつて自分が置かれていた状況と同じという声。自分も書きかけの履歴書が一杯になり、まるでごみ屋敷で普通の生活はできなかったが、保健師が福祉サービス事業所につなげてくれたとの切実な声、谷底に落ちた人を見殺しにしない福祉を望む声。繰り返さないために、このことを新たなスタートと思うとの声。
障がい当事者が間に入ってピアサポートする必要性などの課題が出ました。
その中で、お二人の連町会長から、確かに地域で暮らすには、“いづさ”もあるだろうが、独立した個人であり、しっかり自己主張できるプライドも持ってほしい。困ったときには、困っていると訴えることが必要で、勇気、元気、友人をもち自分をもっと外にだそう、遠慮しないでとの言葉。
又、完全なものはなく、誰も欠点だらけの中で生きている、心が通うには、どうすればいいのか、私はこうして生きたいと訴えよう、周りの人が、どうしたら助けられるか分かるまで、叫び続けてほしい、との言葉には、とても感銘を受けました。
また、参加した全員でポストイットに、障がい者との出会い、社会の中でどのようなことが障がいになっているか、地域で当事者が関われるこんなイベントがあればいいな、などの視点で列挙しました。
当事者からは町内会の入会方法が分からないとか、イベントに参加したことがないなどがあげられ、支援者からは意図的な出会いの場が必要なのではとの声もありました。
震災の経験からも地域と当事者をつなぐのは福祉支援をしている事業所であり、避難訓練など協働が必要との声も出ました。とにかく、当事者には待ちの姿勢ではなく、声を上げてほしいとの声が多くありました。

11日は国際ソロプチミスト札幌のメンバーとして、第34回サッポロ・インターナショナル・ナイトに初めて参加しました。
札幌にいる留学生、高校生、大学生、一般参加者、ユネスコなどのサポーターなど500 人位が集まりました。
子ども連れの家族で参加した留学生をはじめバラエティに富んだメンバーで、午後1時過ぎに始まったプレゼンテーション、7つのテーマの分科会に分かれてのディスカッション、夜8時までのフレンドリーパーティーまで、久しぶりにグローバルな一時を過ごすことができ、若者たちの新鮮な考えや、各国の多様性など話を聞けて、大変有意義でした。
私の参加した分科会は「男女平等」についてで、まさにお国柄が表れました。ロシアやドイツ、カナダからの留学生には年齢や性別で就職差別があることは考えられなく、その人のスキル、カリスマ性が何より必要であることや、男女平等は女性にとっても、男性にとっても心地のよいものだというプロパガンダも必要ではとの提言もありました。
片や日本の女子高校生に将来の夢を聞いたところお嫁さんとの答えには、がっかり!現実に留学生達も、日本の若い女性は、良い収入を得られる仕事に就いた男性であり、家事も手伝ってくれる人と結婚願望があるから、結婚できないのだとの声もありました。
インドやバングラデッシュ中国の留学生からは、男女差別はあるが、女性も首相になっていることで、女性の権利は広がっていることが報告されました。
今回はサポートクラブの聖心女子学院の高校2年生5名と、私の事務所に来ているドットJPインターン生2名の参加でしたが、もっと多くの若者を是非参加させたいと思っています。