ねんのため解散総選挙

2014.11.16
初雪の大通公園
2012年11月14日の党首討論の様子がテレビで放映されていた。
民主党政権野田佳彦首相は衆院解散と引き換えに、消費増税とそれに伴う衆院の定数削減について「必ず次の通常国会で定数削減する。ともに責任を負うことを約束して欲しい」と迫り、当時野党自民党の総裁安倍氏もこれに約束すると合意したため、野田氏は約束通り衆院を解散して、自民党は政権を奪還した。
 「社会保障と税の一体改革」に関して3党合意したのは、アップした消費税はすべて社会保障費に使う事であり、負担を皆で分かち合い、次世代につけを廻さないことに尽きた。しかし、昨年4月以降の状況では全く約束は守られず、3%の使い方もばらまき状態、地方の景気は良くなるどころかますます厳しさを増している。
とうとう安倍首相は消費税10%への再引き上げを先送りするために国民に信を問う「ねんのため解散総選挙」をするようだ。まったく国民をばかにしているし、意味が分からない姑息な手段としか言えない。
安倍さんお友達の財界人からも「解散や選挙で時間とお金をかけている時ではない。消費税は計画通りに引き上げるべきだ」「再増税を延期するなら粛々とやればいい。選挙より政策を」と注文した。この選挙の費用は600億とも700億とも言われている。
 来年10月の再増税を定めた消費増税法には、たとえば、リーマンショックや東日本大震災のように景気が想定以上に悪くなれば、増税の先送りや、中止ができる「景気条項」が盛り込まれていることからのようだが、景気悪化を理由に再増税を先送りするなら、法律の改正案を国会に提出して審議すべきであり、解散で「信を問う」理由にはならない。
また、政治家自らが「身を切る改革」としていた衆院議員の定数削減も見送られることになる。
「身を切る改革としての定数削減という約束を放り投げる無責任な解散だ」。民主党枝野幸男幹事長はこう述べている。政権交代後、与野党は約30回にわたって、定数削減など選挙制度改革を話し合ったが、各党の勢力の消長に直結するだけに政党間の協議が難航したままだ。第三者機関「衆議院選挙制度に関する調査会」に調整を預けたが、定数削減の議論は後回しにされ、調査会の答申には拘束力もなく、実行される保証はない。
恐れることは、国民が全く白けて選挙に行かないことであり、自民党安倍政権にNOを投票しなければ、安倍政権を認めたことになってしまう。その後に考えられることは、集団的自衛権に関する各法律の成立であり、いったん引っ込める労働者派遣法の改悪の再提案など、国民のいのち、雇用、暮らしを守ることから遠く離れた日本になってしまう。


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篠田江里子

篠田江里子

プロフィール

1950年東京都生まれ、横浜市、名古屋市育ち、慶応義塾大学卒業、結婚により札幌市へ。
専業主婦を経てローラアシュレイジャパンで社会人復帰、札幌・東京の店長やマネージャを務め、2006年退社。
東京赴任中、円より子主宰“女性のための政治スクール”に参加。民主党さっぽろ公募を経て2007年札幌市議会議員に初当選以来3期12年の活動。
各常任委員会委員長、予算・決算特別委員会委員長、冬季五輪招致・スポーツ振興調査特別委員会委員長、札幌市都市計画審議会委員歴任。
(家族:既婚の娘二人、母)

活動履歴

  • 札幌市DV(配偶者間暴力)被害者支援ボランティア
  • 札幌市食生活改善推進委員
  • 高齢社会を良くする女性の会、I女性会議、ゆいネット、BPW会員、SI札幌会員
  • 保護司・札幌認知症の人と家族の会
  • 環状通東商工会委員、すすきの観光協会理事
  • 国民民主党北海道女性委員長