令和2年1定 代表質問「ひとり親家庭の子どもの養育費確保について」

2020.02.25
今日から札幌市議会代表質問が始まり、民主市民連合は
4年振りの村上裕子議員が60分間12本の質問を行いました。
私は昨年明石市視察で学んだ「養育費確保について」と、
27日補充質問をそれぞれ作成させていただきました。
秋元市長答弁も最後にあります。 
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 ひとり親家庭の子どもの養育費確保についてです。
昨年11月に改定された「子どもの貧困対策に関する大綱」には、
経済的支援の一つとして「養育費の確保の推進」が盛り込まれています。
子どもの貧困対策として「養育費の確保」が掲げられている理由には、
残念ながら養育費を支払わない父親が多いためです。

 2016年度に厚生労働省が実施した全国ひとり親世帯等調査によると、
「現在も養育費を受けている」と回答した母子世帯の割合は、
2割程度にすぎません母親の収入が少ない中、別れた父親から養育費が
支払われず、おのずと子どもの貧困が発生してしまうとの指摘もあり、
日本は先進国のなかで、子どものいるひとり親世帯の貧困率が最低水準
だとする国際調査もあります。

 札幌市が2017年に実施した「ひとり親家庭の生活と意識に関するアンケート調査」
をみると、母子世帯の就労状況は83.8%と全国平均より2ポイント
高くなっていますが、平均年間就労収入は200万円未満が62.8%となっています。
「現在困っていること」の問いでは、「家計」と回答する母子家庭が79.5%と
圧倒的に多く、生活は依然として厳しい状況が見えます。

 また、母子家庭において養育費の取決めを行っている割合は、
52.6%に留まっています。養育費の取決めをしていない理由について、
「相手に支払う意思や能力がないと思った」との回答が最も多く、
「相手と関わりたくなかった」、「相手が応じようとしなかった」との
回答がこれに続いています。さらに、「現在も養育費を受けとっている」と
回答した母子世帯の割合は34.0%と低くなっています。

 こうした中、兵庫県明石市では、「養育費不払いによる泣き寝入りの救済」
を目指し、養育費確保のための支援策を打ち出しました。
不払い時に市が委託した保証会社が立て替え、支払い義務のある親から回収する
というものです。応じない場合は、悪質ならば行政罰である過料を科すなどの制度を
今後検討するとしています。現在、大阪市や滋賀県湖南市も、支払いを取り決める
公正証書の作成や民間保証会社の利用に補助金を交付する制度を導入しています。
この他、東京の豊島区、港区なども独自の支援策の検討を進めています。

 民事執行法が改正され、養育費などの支払いが滞った時、
公正証書などに基づいて、裁判所を介して支払い義務者の給与や資産に関する情報を
入手しやすくなる側面はあるものの、支払いを得るために要する時間や金銭の負担は
小さくありません。

 国は2020年度予算案に「ひとり親家庭等の自立支援の推進」として
養育費確保支援を親の資格取得支援などとともに加えました。
札幌市は、2018年3月に策定した「ひとり親家庭等自立促進計画」において、
「養育費の確保及び適切な面会交流の推進」を基本目標の一つに掲げています。

そこで質問ですが
ひとり親家庭の子どもの養育費確保に関する課題認識を伺います。
また、昨今の動きも踏まえて今後どのようにひとり親家庭の支援を進めていくのか、
伺います。

秋元市長答弁
養育費の受取りは、ひとり親家庭の子どもの重要な権利であるにも関わらず、
母子家庭の半数近くが取決めをしていないこと、誰にも相談していない方が多い状況は課題であると認識。
 札幌市では「ひとり親家庭自立促進計画」に基づき相談体制の充実と窓口の周知に努めており、
履行確保のため法的手続きに関するセミナーに取組んでいる。
今後は、養育費の確保に向けた新たな国の動きや、他都市の状況なども踏まえ、
より効果的な支援の在り方について検討してまいりたい。

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篠田江里子

篠田江里子

プロフィール

1950年東京都生まれ、横浜市、名古屋市育ち、慶応義塾大学卒業、結婚により札幌市へ。
専業主婦を経てローラアシュレイジャパンで社会人復帰、札幌・東京の店長やマネージャを務め、2006年退社。
東京赴任中、円より子主宰“女性のための政治スクール”に参加。民主党さっぽろ公募を経て2007年札幌市議会議員に初当選以来3期12年の活動。
各常任委員会委員長、予算・決算特別委員会委員長、冬季五輪招致・スポーツ振興調査特別委員会委員長、札幌市都市計画審議会委員歴任。
(家族:既婚の娘二人、母)

活動履歴

  • 札幌市DV(配偶者間暴力)被害者支援ボランティア
  • 札幌市食生活改善推進委員
  • 高齢社会を良くする女性の会、I女性会議、ゆいネット、BPW会員、SI札幌会員
  • 保護司・札幌認知症の人と家族の会
  • 環状通東商工会委員、すすきの観光協会理事
  • 国民民主党北海道女性委員長