令和2年 予算特別委員会「HPVワクチンについて」3

2020.03.19
(3)子宮頸がんリスク検査の導入と検査対象拡大について
万が一国が再開したとしても札幌市としては、積極的勧奨については、
慎重に判断していただきたい。

しかし、一方で、国では2013年6月から子宮頸がんワクチンの積極勧奨を
控えていることで、当時接種年齢と言われた女性たちに子宮頸がんのリスクが
高いといわれています。
子宮頸がんワクチンの接種の有無と子宮頸がんの発症との関係は、いまだに
明らかなデーターはありません。

国内では、現在、20歳を子宮がん検診の無料クーポンの対象者とし、
2年に1回の受診を推奨していますが、受診率は極めて低いのが現状です。
札幌市においても、子宮がん検診の受診率は、2016年国民生活基礎調査に
よると全体では43.0%ですが、20歳から29歳では30.0%ですが、
20歳〜24歳までは11.8%と極めて低い状況です。

理由を尋ねると、子宮がん検診はハードルが高いとか、抵抗感がある、
時間がないなどですが、女性にとっては、とてもデリケートな検診であると
思います。
現在、江別市、小樽市などでは、自宅で簡単に検査ができる検査キットを
使った検診が行われており、検診した女性からは検診に対する満足度が
非常に高いと聞いております。

質問3:
札幌市でも積極的勧奨を控えた2013年6月以降に接種年齢を迎えた女性たちを
中心に子宮頸がんリスク検査キットを送付し、発がん性HPVに感染していない
かどうかを調べる検査体制を導入すべきと考えるがいかがか。
また、子宮頸がんワクチンの対象である定期接種年齢の女子にも年齢を引き下げて
検査対象を拡大していく考えはないか、
併せて伺います。

(答弁)保健福祉部
(3) 子宮頸がんリスク検査の導入と検査対象拡大について
江別市、小樽市では、いずれも子宮頸がん検診の受診率向上を目的として、
20歳以上の検診未受診者を対象に実施しており、札幌市においても、
まずは20才の無料クーポン券未利用者を対象に、自己採取によるHPV検査の
導入を検討してまいりたい。

要望
江別市や小樽市で、すでに大きな効果を上げている検査キットによる検診を、
一日でも早く札幌市も導入していただくことを求めます。
昨年から、HPVワクチン積極的勧奨を求めるセンセーショナルな報告が
目につきます。子宮頸がんの罹患・死亡が多い開発途上国においては日本の
検診にあたる予防制度はなく、初爻年齢も低く、ワクチンに頼るしかないと
いわれています。

定期予防接種としてのHPVワクチンはそのものを中止しているのではなく、
札幌市の説明書によれば、「接種を希望する方及び保護者の方は、ワクチンの
有効性及び安全性等について十分にご理解いただいた上で、接種について判断を
していただきますようお願いいたします。」とあり、実際に接種件数は2018年度
158件とのこと、50人以上はいる。

川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏によると、
「ワクチンは感染症の予防が目的であり、HPVワクチン接種勧奨再開に向け
2013年6月以前の状態に戻すのではなく、接種対象年齢、接種回数、接種制度等の
見直しが必要であり、個人の意思が強く反映出来、万一の際の救済費用が保障される
制度・環境整備が必要」と強調され、また疼痛や運動障害とHPVの因果関係を示す、
科学的な査読論文が不在なことや、WHOが接種推奨していることなどを説き、
病気予防の利益と副反応・有害事象の存在のバランスを科学的・社会的に考え、
適切に説明と意見を聞くことが大切」と言われている。

札幌市は被害者に対しては、「身体も心理も社会的な問題も」包括して支援
しなければならないのに、医療制度のなかで取り残されているのがHPV
ワクチン副反応被害者だと言うことを念頭に、支援の在り方を検討される
ことを改めて求めます。

最後に、札幌市にはHPV感染症が「予防接種法における(はしかや風疹と
同じ主に集団予防)A類疾病に相応しいのか」お考えいただきたい。
ワクチンを打ち、副反応の薬禍に苛まれる子供達が再び起きることが
ないよう対応を求めます。

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篠田江里子

篠田江里子

プロフィール

1950年東京都生まれ、横浜市、名古屋市育ち、慶応義塾大学卒業、結婚により札幌市へ。
専業主婦を経てローラアシュレイジャパンで社会人復帰、札幌・東京の店長やマネージャを務め、2006年退社。
東京赴任中、円より子主宰“女性のための政治スクール”に参加。民主党さっぽろ公募を経て2007年札幌市議会議員に初当選以来3期12年の活動。
各常任委員会委員長、予算・決算特別委員会委員長、冬季五輪招致・スポーツ振興調査特別委員会委員長、札幌市都市計画審議会委員歴任。
(家族:既婚の娘二人、母)

活動履歴

  • 札幌市DV(配偶者間暴力)被害者支援ボランティア
  • 札幌市食生活改善推進委員
  • 高齢社会を良くする女性の会、I女性会議、ゆいネット、BPW会員、SI札幌会員
  • 保護司・札幌認知症の人と家族の会
  • 環状通東商工会委員、すすきの観光協会理事
  • 国民民主党北海道女性委員長